8/13、思い立って見に行って来ました。
アートの教科書 フィリップスコレクション展。
六本木ヒルズタワー52階の森アーツセンターギャラリーで9月4日まで開催されています。

誰でも知ってる有名な絵が沢山来ているのと、会期が夏休みに当たるので本当は夏休み前に行きたかったのですよね。コピー文句も夏休みに名画に会える、だから夏休みは混みそうで(-_-;)

展示はゆっくり見て回って、気に入ったものを気が済むまで楽しむ見方をしたいので・・・
混んでいるとゆっくり見れないのが嫌だったりします。

firippu.jpgでも、この日は、いろんなことがいい方向だった日(*^_^*)
お盆だったので「都心で夕方だったら空いているかも」と行ってみたら・・・割合空いていてゆったりみることができました。
しかも、通常1500円なのですが六本木ヒルズのポイントカード入会キャンペーンの特典で半額で見れちゃいました(^_^)v
同じ52階にある展望台から東京湾大花火大会が見えるらしく、皆そちらに流れてくれて7時からは更に空いてゆったり見放題♪
5時から2時間かけて見て、その後気に入った4点を一時間ぐらい気が済むまで見てきました。

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この展示は会場の作り自体も工夫されているので、ゆったりと絵画を楽しむことができます。
美術展示にしては珍しく22時までなのもいいなぁと思いました。
時間を気にせず楽しめます。


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60点ほど来ていたのですが、やっぱり感動したものはこれ。
ルノワールの「舟遊びの昼食」です。
これは目玉なので、一部屋使って特別扱いされていたのですが、足を踏み入れて、見た途端・・・鳥肌が立ちました。
テーブルの上の部分が、近くで見るのと、少し離れて見るのとでは調和の具合が全然違ったり、色彩の放つ力、鮮やかさがこんなに感動するとは思わなかったです。



mone.jpgそして、もう本物を盗んじゃいたいくらい気に入ったものが
モネの「ヴェトゥイユへの道」。
最初に近くで見たときは「ふーん」くらいだったのが、見れば見るほど惹かれていくのです。
図録もポストカードも買ってきましたが、これの魅力は印刷では絶対に表せない。事実、図録もポストカードも色合いが違うんですよね。ポストカードが少しマシでしたが。「ちがーうっ」と本物が欲しくなります。
秋の日の夕暮れを描いているのですが、実物を見ているとほんの少しピンクが入ったような本当にひとときの夕暮れの色合いが、懐かしくなるような、優しい温かい気持ちにさせてくれて近くから見たり、離れて見たり、何度も何度も見たくなる絵でした。

20050814_0044_0000.jpgこれは、ゴッホの「アルルの公園の入り口」
私にとっては、色彩の鮮やかさとタッチの力強さが、そのまま画家の想いや、叫びのような気がして引きずり込まれる画家です。
今回3点来ていて、主に紹介されているのは「道路工夫」ですが私はこれが一番好きです。

他にはボナールの「棕櫚の木」、デュフィの「オペラ座」が気に入りました。


ピカソなどは・・・うーん・・・わからんなーというのが正直な感想です。
カンディンスキーの「連続」などデザインが可愛くていいなと思うものはあったのですが、絵画としてはわからなかったです(^_^;)


音声ガイドを聞きながら感心したのが、ダンカン・フィリップスのコレクションの集め方。
エル・グレコの「悔悛のペテロ」が基点になっているのですが、影響された画家の系譜を年表で見ていると苦手な近代美術も少し興味を持ってみることができました。
今までは絵画単体を楽しむことだけだったのですが、その画家がどういう影響や思想を持っていて、どういう時代に描いていたのか知っていたら面白いかもしれない、と初めて興味を持ちました。

子供を連れて来ている親御さんもいました。
まったく興味なんて持てなくて退屈かもしれないけど、本物に触れる機会を与える、
楽しむ機会や環境を与えるって大事なんだろうなって思います。

また見に行けたら行きたいです。

フィリップス・コレクションオフィシャルサイト
六本木ヒルズHP・フィリップスコレクション特集