2006.11.29 川崎TOHOにて お一人様

ほんとは「プラダを着た悪魔」を観ようと思っていたのですが
身体が疲れすぎていたのでプレミアスクリーン(=席広い快適)で
上映のこれに急遽変更。

東野圭吾の本は最近だと「容疑者Xの献身」と
昔「秘密」を読んだことがあります。
「白夜行」は少し。
この「手紙」も読んでいたのですが、原作がとてもよかったので
割と安心して観てました。

賞取った「容疑者Xの献身」やドラマなどなど散々やってた「白夜行」が
どうにも私には受け付けなかった為か感動ひとしおでした。

主人公に山田孝之が使われているのですが・・・彼は・・・太った?(笑)
高校生→青年期と成長せねばならないためなのでしょうか?
とても顔が丸いんですよ。
髪型のせい???
でも、被害者の遺族に会いに行って泣くシーンを観て、あぁ彼が主人公で
適役なんだなぁと思えました。

そして本当にNANAのタクミか?「逆境ナイン」か?と言いたくなる玉山鉄二。
上手い人なのね。。。
個人的には髪の毛が長い方が好み。
でも、
最後「言葉にならない」が流れながらのシーンは感動します。
本当に本当に言葉にならない。

東野さんの本って、誰が悪いとか、どこかで少し違っていたらとか、
それでもどうしようもなく起こしてしまったことを扱ってる気がするので
「泣けましたー。感動しましたー。」で済まない感じがします。
泣けるものですけれど、とても考えます。
答えが出ていない原作よりも選択が明示されてましたが、それでも
考えます。
どこが区切りなのか。
何をもって前に進めるのか。

身近に犯罪者の親族が居たらどうするのでしょうね。
おかしな人がいたらどうするのでしょうね。

映画を観ながら、ふと、欝の奇行のときに傍にいてくれた人達を思い出しました。